背景
スタートアップ向けESGのビジネスケース
MPower
背景
- 私たちが生きる現代社会には、企業や団体の枠を越えて取り組むべき大きな課題があります。その最たるものが気候変動であり、その解決には組織だけでなく私たち1人ひとりのアクションが欠かせません。持続可能で、多様性に富み、公平な未来を築く責任は、各個人や組織にあるのです。
- ところが従来のスタートアップのエコシステムでは成長スピードを重視するあまり、そうした社会的責任を免除されるかのような風潮がありました。それはベンチャーキャピタル(VC)も例外ではありません。
- MPower Partnersでは、ESGをできるだけ早期に実践することがベストだと考えています。ESGの視点を早い段階で企業のミッション、価値観、アクションに組み込めば、そこから浮かび上がる優先事項がその企業の文化を形作っていきます。その方が、すでに確立された文化を変えるよりもずっと簡単です。
- 持続可能な社会を実現するには、私たち1人ひとりが一定の役割を果たさなければなりません。しかし、世界でもスタートアップエコシステムとESGの統合はまだ始まったばかりの段階であるため、ESGのビジネスケースとはどんなものなのかよくわからないという声も聞かれます。
スタートアップ向けESGのビジネスケース
- 企業でのESG実践と聞いて、ステークホルダー(従業員、顧客、サプライヤー、投資家、規制当局など)は単に「企業理念に関する取り組み」だと考えるかもしれません。しかし実際に、ESGの実践は財務面で効果をもたらします。
- さまざまな研究から、ESGと財務パフォーマンスの間には強い相関関係があり、長い時間軸ではそれがますます顕著になることがわかっています。そしてその財務的リターンこそ、ステークホルダーの関心事項です。
スタートアップがESG実践で得られる8つの価値
- 1. グローバルトレンドの先行者利益を確保
- 2. ESGを求める顧客トレンドに対応
- 3. 優れた人材を確保
- 4. 従業員エンゲージメントを改善
- 5. リスク管理を強化